あがり症の失敗談を3つご紹介!失敗する前にできる対処法とは?
「発表するときに頭の中が真っ白になってしまう」「緊張しすぎて言葉が出てこないときがある」
といった経験によって、落ち込んでしまう方は多いものです。
しかし、あがり症の状態は自分でのコントロールが困難です。
そのため、スピーチなどの緊張する状況でも自信を持って発表できるよう事前準備しておく必要があります。

この記事では、あがり症による3つの失敗談とそれぞれの対処法についてご紹介します。
人前に立つ際「どうしても緊張してしまう」とお悩みの方は、ぜひ参考になさってください。

はじめまして。桐生 稔(きりゅうみのる)と申します。
私の肩書きや経歴は以下の通りです。

  • 株式会社モチベーション&コミュニケーション 代表取締役
  • 「伝わる話し方」ビジネススクールを運営
  • 全国で年間2000回セミナーを開催
  • 新卒入社後営業成績ドベから心理学を学び全国売り上げ達成率No.1に
  • 現在では「伝わる話し方の専門家」として活動し話し方の本を多数出版

1.あがり症による3つの失敗談

1.あがり症による3つの失敗談

あがり症で悩む方は多くいらっしゃいますが、あがり症の方はどのようなことを失敗だと感じ、どのような思いを抱えているのでしょうか?
この項目では、あがり症による3つの失敗談についてご紹介します。

  • 【失敗談1】スピーチ時に焦って頭の中が真っ白になった
  • 【失敗談2】トラウマを抱えたことでより人目が気になるようになった
  • 【失敗談3】プライドが高すぎてささいなことでも緊張しやすくなった
1-1.【失敗談1】スピーチ時に焦って頭の中が真っ白になった

人前でスピーチする際に失敗して、恥ずかしい思いをしました。
途中で焦ってわけがわからなくなり、頭の中が真っ白になって声が出なくなりました。
普段から緊張すると早口になってかんでしまうことなどがあります。
手足が震えたり、赤面したり、激しい動悸を感じたりします。

1-2.【失敗談2】トラウマを抱えたことでより人目が気になるようになった

ファミリーレストランのアルバイト中、つまずいた際にお客様の服を汚してしまいました。
当時から赤面症だった私は、顔が真っ赤になりながら繰り返し謝罪しました。
注目を浴びる中、傍らから「あの人、耳まで真っ赤だよ」という子どもの声が。
その経験がトラウマになり、今も注目を浴びると「笑われているかも」と考えてしまうことがあります。

1-3.【失敗談3】プライドが高すぎてささいなことでも緊張しやすくなった

プライドが高く、失敗することに恐怖を感じます。
私は昔から緊張しがちで、発表の場では覚えた文章を全部忘れたり、実技テストでは声や手が震えたりします。
最近では授業中のちょっとした発言でさえ緊張して、声が震えるようになりました。
過剰なプライドを取り払い、あがり症を克服するにはどうすればよいのでしょうか?

2.失敗談から見る3つの対処法

2.失敗談から見る3つの対処法

前述した失敗談に共通する点は「他者の目線を気にしすぎる」とうことです。
たとえ他者に「大した失敗じゃないよ」といわれても、どうしても気になってしまう方は多いでしょう。
この項目では、それぞれの失敗談から見る3つの対処法についてご紹介します。

  • 【対策1】事前準備とイメージトレーニングを綿密に行う
  • 【対策2】他者は自分が思うほど気にしていないと考える
  • 【対策3】自分の弱みをさらけ出す練習をする
2-1.【対策1】事前準備とイメージトレーニングを綿密に行う

まず、失敗談1の事例について見てみましょう。
「途中で焦ってわけがわからなくなる」といった点から、パニックにならないように事前準備をしておく必要があります。
ここでの事前準備とは、スピーチの構成や流れを書いたメモの用意です。あまり準備する時間がない場合でも、特に伝えたい内容だけはメモをして伝えたいことを明確にします。

イメージトレーニングでは、スピーチの始まりから一つずつ自分の言動を確認します。
この際、スピーチ会場や同席する人の様子まで、具体的にイメージしておくことが大切です。
イメージトレーニングは「一度やったから終わり」ではなく、自分が納得できるまで何度も繰り返し行いましょう。

2-2.【対策2】トラウマを避けずに向き合ってみる

失敗談2の事例では、ある出来事がトラウマになり、周囲の人に「馬鹿にされているかも」といった思いを抱えるようになった事例です。
実際、他者は自分が思うほど人の失敗を気にしていません。
しかし、そういわれても他者の目を気にしないことはたいへん難しいものです。

そのため、不安な思いを抱えるきっかけとなったトラウマに客観的に向き合う必要があります。
例えば、トラウマが強い場合、心身の感覚が麻痺することで疲労を感じやすいといいます。
上述したような疲労感には、適度な運動が有効です。
中でもヨガは手軽に実施することができますし、ストレッチもリラックス効果が得られます。

その他、あがり症の克服を目指せるトレーニングの詳細は「あがり症の克服につながるおすすめの運動とは?」をご覧ください。

2-3.【対策3】自分の弱みをさらけ出す練習をする

「失敗していけない」という思い込みは、簡単には取り払えないものです。
上述した思い込みや過剰なプライドを取り払うには、自分の弱みをさらけ出す練習から始めることがおすすめです。

まず一人になった状況で、自分の至らない部分をノートに書いてみましょう。
「私はまだまだだな」と感じる部分です。
ポイントは自分の現状を受け入れるつもりで書くこと。気楽に声に出してみるのも有効です。
自分を卑下するのではなく、あくまで「今の自分も自分」という客観的な現状を実感し、受け入れることが大切です。

また、人前に出て仕事をする機会の多い「芸能人」の中にも、あがり症の方がいらっしゃいます。
芸能人のあがり症対策について詳しく知りたい方は「あの大物芸能人があがり症!?芸能人が実践している克服方法をご紹介」をご覧ください。

3.まとめ

この記事では、あがり症による3つの失敗談とそれぞれの対処法についてご紹介しました。
あがってしまう原因は3つあり、発表にむけた準備不足や過去の失敗によるトラウマ、自分への高すぎる期待値が挙げられます。
いずれも自分の現状を受け入れ、緊張しやすい状況に向けて備えることが大切です。

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