あの大物芸能人があがり症⁉芸能人が実践している克服方法をご紹介
テレビや雑誌などで活躍している大物芸能人も、実はあがり症で悩んでいる方がいらっしゃいます。
例えば、元SMAPの中居正広さんや、タレントで歌手の和田アキ子さんなどがあがり症で有名です。

しかし、あがり症の芸能人は、本番でその姿を見せることはあまりありません。
なぜ緊張している様子を見せずに振舞えるのでしょうか?

この記事では、全国で年間2,000回のセミナーを開催している株式会社モチベーション&コミュニケーションが、あがり症で悩んでいる芸能人と、克服方法をご紹介します。

彼らから学ぶことで、あなたも人前で上手に話せるようになりませんか?

はじめまして。桐生 稔(きりゅうみのる)と申します。
私の肩書きや経歴は以下の通りです。

  • 株式会社モチベーション&コミュニケーション 代表取締役
  • 「伝わる話し方」ビジネススクールを運営
  • 全国で年間2000回セミナーを開催
  • 新卒入社後営業成績ドベから心理学を学び全国売り上げ達成率No.1に
  • 現在では「伝わる話し方の専門家」として活動し話し方の本を多数出版

1. あがり症の芸能人

テレビや映画などでひっぱりだこの芸能人にも、あがり症の方がいらっしゃいます。
皆さんがテレビでよく見かける芸能人も、もしかするとあがり症かもしれません。

1-1. 中居正広さん

1人目は元SMAPの中居正広さんです。
中居正広さんがあがり症であることは広く知られており、台本にびっしり書き込んで、本番までに何度もシミュレーションしている話は有名です。

中居正広さんはNHK紅白歌合戦の司会を計6回務めていますが、毎回緊張していたといいます。
本番ではカンペも出ますが、目が悪く見えづらいため、台本の内容はもちろん相手の名前まで覚えるようにして対処したそうです。

また、紅白ではあらかじめ司会者と出演者が打ち合わせを行う機会があります。

そのときに出演者に関する一口メモを取り、本番中に時間が空いたとき小話として活用できるよう準備していました。
このように徹底して準備することで、あがり症でありながらも本番で力を発揮できるのではないかと考えられます。

1-2. 和田アキ子さん

2人目は「アッコさん」の愛称で親しまれている和田アキ子さんです。

バラエティー番組の生放送では緊張しないものの、歌う時だけ緊張していたそうです。
デビュー40周年にアポロシアターで初の海外公演をした際のインタビューでは、「歌うときだけ。なぜか歌のときだけは緊張するんですよ」「舞台前はコップに入っている水が飲めないんですね、震えて衣装にこぼしちゃうので」と話しています。

和田アキ子さんは震えて水が飲めないことを自覚し、衣装に水をこぼさないようにするためストローで飲むことで対処していたそうです。

このように具体的な対処法を自分で確立できれば、緊張によって引き起こされる問題をうまく回避し、あがり症と上手に付き合っていくことができるでしょう。

1-3. 松山ケンイチさん

3人目は松山ケンイチさんです。

松山ケンイチさんは、ゲキ×シネ「蒼の乱」初日舞台あいさつであがり症を告白しました。
車などの実技試験は苦手で、自動車は1回、バイクは2回試験に落ちたといいます。
また、周囲にはあまり気づかれていませんでしたが、「蒼の乱」の本番の舞台でもずっと足は震えていたそうです。

舞台は、映画やドラマのように撮り直しができないため、あがり症の松山ケンイチさんにはかなりつらかったのではないかと思われます。
しかし、舞台についてはスピード感があったため、「みんなでフルマラソンをしている感覚」「1人じゃなかった。しかも天海さん(天海祐希さん)という柱がドーンとあって」と話しており、共演者の存在が心の支えになっていたことがうかがえます。

このエピソードからわかるのは、あがり症の松山ケンイチさんが「決して1人ではない」と考えることにより、舞台を務めることができたということです。
仲間の存在が心の支えになることで、緊張しながらも無事に舞台を終えることができたと考えられます。

2. 芸能人が実践するあがり症の克服方法

次は、芸能人が緊張したときに実践した克服方法を3つ解説します。
「あがり症を何とかしたい!」と考えている方は、これからご紹介する方法を試してはいかがでしょうか。

2-1. 綿密に準備する

2-1. 綿密に準備する
1つ目の方法は「綿密に準備すること」です。
元SMAPの中居正広さんが台本にびっしりとメモを書き込んでいるのはよく聞く話ですが、事前準備をしっかりとして、あがり症を克服しようとする芸能人はたくさんいらっしゃいます。

また、タレントで芸人の中田敦彦さん(オリエンタルラジオ)は、「緊張にはいい緊張と悪い緊張がある」と話しており、準備を万全にしている状態での緊張であれば、スポーツマンでいう「コンセントレーション」や「ゾーン」に相当する世界に入れるそうです。
しっかり事前準備をしておけば、それがよい緊張を生み、よいパフォーマンスが発揮できる可能性があります。

  • コンセントレーション…精神が集中している状態。スポーツなどでよく用いられる用語。
  • ゾーン…集中力が高まってよいパフォーマンスができる状態。「考えなくても勝手に体が動く」などの状態となる。ゾーンに入るためには精神が集中している(コンセントレーション)ことが前提となる。
2-2. 自分への評価は気にしない

2-2. 自分への評価は気にしない
2つ目の方法は「自分への評価は気にしないこと」です。
あがり症の芸能人が、あがり症で悩んでいる人にアドバイスするとき、「自分への評価は気にしないように」と述べることがよく挙げられます。

例えば元SMAPの中居正広さんは、TBS系バラエティー番組「Momm!!」に寄せられたあがり症に悩む女性からの質問に対し、結婚式のスピーチになぞらえて次のようにアドバイスしました。

「『おめでとう』という気持ちがあれば、噛もうが話がグズグズになろうが全然大丈夫」
続けて、実際に自分も「SMAPの中居」として話をするのであれば、面白い話をしなければいけない気持ちになること、そのように評価してもらおうとするので緊張することを話しています。

この話からわかることは、「よい評価をもらおうとすると緊張してしまうが、よい評価は必要ない。伝えたい気持ちがあれば失敗しても問題ない」ということです。

自分への評価を気にせず、「気持ちを伝える」など、1つの目標に向かって進むよう意識すれば、緊張を克服できるかもしれません。

難しいように感じるかもしれませんが、具体的に以下のような方法で取り組むとよいでしょう。

  • 全員からよい評価をもらおうとしない
  • 結果を出すことや気持ちを伝えるなど目標達成に集中する
  • 「いいね!」など他人の評価が気になるようなSNSから少し距離を取ってみる
2-3. メンタル面を強化する

3つ目は「メンタルを強化する」方法です。
これはメンタリストDaiGoさんが紹介していた方法です。

その方法は、「1日1回、今までの自分では絶対にやらないことをやる」ことです。
例えばコンビニエンスストアの店員さんに「こんにちは」とあいさつする、高級レストランで少し無理な値段交渉をしてみる、アパレル店でまとめ買いを条件におまけの交渉をしてみる、などがあります。

メンタリストDaiGoさんによれば、この方法により「失敗して恥をかくことを脳に覚えさせることで、恥ずかしい感情の処理方法が身につく」そうです。

これに似た方法で、小さな不安から慣れて苦手を克服する「脱感作法」があります。
系統的脱感作法とは、精神科医ジョゼフ・ウォルピが提唱した、行動療法の一つです。
恐怖を感じるものに対して、段階的に抜け出していくための方法です。

簡単にいうと、ハードルの低いことから取り組んで、徐々にレベルを上げていくことで、苦手を克服していきます。

人との会話が苦手な人は、脱感作法を使って以下のように少しずつゴールに向かって進むとよいでしょう。

  1. まずは自分から挨拶をしてみる
  2. 無理に話さなくてもよいので常に笑顔でいる
  3. アイコンタクトに慣れる
  4. 相手に質問をしてみる
  5. 自然に会話をする

3. まとめ

以上、あがり症の芸能人と芸能人が実践している克服方法を解説しました。

ご紹介した方法は「芸能人だからできる」わけではなく、少しの努力でだれでもできる方法です。
あがり症でお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

あがり症を克服する方法はいくつかありますが、その中から自分に合ったものを選択することが大切です。
もしあがり症を克服したいと考えているのであれば、「モチベーション&コミュニケーションスクール」主催の「あがり症を克服するセミナー」にお越しください。
当セミナーは年間約2,000回開催しており、過去5万人のセミナー参加者から「わかりやすかった!」とのお声をいただいております。

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なお、セミナーはオンラインで開催しているため自宅からの参加も可能です。
仕事などで忙しい方や遠方の方も、お気軽にご参加いただけます。