【あがり症による汗が止まらない方へ】汗を改善するコツをご紹介!

あがり症の方のなかには、人前で話すときに汗が全身から噴き出てしまう場合があるでしょう。
そのため、人前に出ると汗をかくかもしれないという不安が常につきまとい、苦手意識が芽生えるのです。

しかし、ポイントさえつかめば汗をかかずに自然に話すことができます。

この記事では、全国で年間2,000回のセミナーを開催している株式会社モチベーション&コミュニケーションが、人前で話すコツを解説します。

特に、あがり症の方や人前で話すことに苦手意識を感じている方は参考にしてください。

はじめまして。桐生 稔(きりゅうみのる)と申します。
私の肩書きや経歴は以下の通りです。

  • 株式会社モチベーション&コミュニケーション 代表取締役
  • 「伝わる話し方」ビジネススクールを運営
  • 全国で年間2000回セミナーを開催
  • 新卒入社後営業成績ドベから心理学を学び全国売り上げ達成率No.1に
  • 現在では「伝わる話し方の専門家」として活動し話し方の本を多数出版

1. あがり症の方はなぜ汗をかいてしまうのか?

本記事では、あがり症によって汗をかいてしまう症状を改善する予防策4選と対処策2選をご紹介いたします。

汗をかいてしまうメカニズムを理解すれば、改善方法もイメージしやすいはずです。
そのため、まずはなぜ汗をかいてしまうのかを解説します。

人間には「自動調整機能」が備わっており、常に体内を良好な状態に保っています。

あがり症によって極度の緊張状態に陥った際に自律神経が乱れて体温が急上昇してしまうので、体は「自動調整機能」により体温を下げようとします。

その際に、体内の熱を逃がすために汗が噴き出てしまうのです。

2. あがり症による汗の予防対策4選!

2. あがり症による汗の事前予防対策4選!

あがり症による極度の緊張から噴き出してくる汗は、予防で対策できます。

ここからは、あがり症に効果的な予防法を4つご紹介いたします。

2-1. 十分な睡眠時間を確保する

自律神経を整えるためには、睡眠時間の確保が非常に重要です。

質の良い睡眠をとることで自律神経が正常になり、日中に乱れづらくなるので、緊張しても汗をかきづらくなります。

日を跨ぐ前に就寝し、7時間程度の良質な睡眠時間を確保するように心がけてみましょう。

2-2. 十分な入浴時間を確保する

入浴時間もまた、睡眠時間と同じくらい重要な時間です。

じっくりと熱いお湯に10分ほど浸かり、適度に汗をかいて「汗腺」を綺麗にしておけば、次の日には汗をかきづらい体ができ上がっています。

就寝の2時間ほど前に入浴すると深い眠りにつけるため、入浴はあがり症の方にとっては一石二鳥といえます。

2-3. 胃腸を整える

胃腸を整えることで、副交感神経が優位になりリラックス状態を維持できます。

そのためには、緊張しそうなときは、冷たいものや甘いものの摂取を控えるべきです。

他にも、よく噛んで食べることで消化をよくしたり、半熟たまごやリンゴ・バナナなど消化の早いものを食べることで胃腸を整えることができます。

2-4. 理想と現実の差を小さくする

人は、理想と現実に差があればあるほどプレッシャーがかかります。

たとえば、商談など絶対に成功させなければならない場面で、そもそも商談の経験がなかったり、商談で失敗した経験が多いと期待と現実に大きなギャップが生まれ、プレッシャーがかかります。

しかし逆に、理想と現実に差がなければプレッシャーはかかりづらいです。

プレッシャーがかかりづらい状況を作り出す(理想と現実の差を小さくする)ために、思考フォーマットを用意しておくことが重要です。

思考フォーマットは以下の4つのステップから成り立っています。

商談における具体例とともに4つご紹介いたします。

  1. 期待・・・今回は絶対に契約をいただきたい
  2. 現実・・・契約していただける可能性は半々
  3. 原因・・・他社よりも金額が高いため
  4. 対策・・・金額が高い分、他社よりも優れている点を明確にする

この4つのステップを書き出すと、やるべきことが明確になります。ステップ4の対策を実施することで、契約をいただける確率が高まるかもしれません。それが自信につながります。
上記4つのステップを事前にこなしておけば、理想に近づけるためプレッシャーが小さくなり、本番でも汗をかくことなく人前で話すことができます。

3. もしも本番当日に汗をかいてしまった際の対処法2選!

3. もしも本番当日に汗をかいてしまった際の対処法2選!

ここまで、あがり症による汗の事前予防対策について解説してきました。

しかし、どんなに予防対策しても当日の体調などにより、自律神経が乱れてしまい汗が噴き出てしまう場合があります。

ここからは、当日に汗をかいてしまった際の対処法を2つご紹介いたします。

3-1. 皮膚をこまめに拭く

緊張して汗をかいたままにしてしまうと、濡れた部分の皮膚は汗の出口がない状態になってしまいます。

その結果、汗は頭皮や脇などの局所的な部分から噴き出してきます。

そうならないためにも、こまめに皮膚を拭いて、乾燥した状態を保つことで汗の出口を確保しましょう。
汗が噴き出てしまうのを防止できます。

3-2. 語尾がはっきり聞こえるように話す

あがり症の方は人前で話す際に、不安や緊張から語尾が小さくなってしまいがちです。

そのため、相手に話している内容が伝わっているかどうか分からず不安を感じてしまったり、相手に語尾が小さくなっていることを指摘されて余計に緊張してしまったりと、あがり症の症状がより強く出てしまいます。

本項目では、不安を解消して緊張を緩和する方法として、語尾を自然にはっきり感じさせる話し方を解説いたします。

まず前提条件として、相手に何かを伝える際には「す」がつく頻度が非常に高いです。

たとえば「来月中に達成する予定です」「引き続き、よろしくお願いします」「おはようございます」「お先に失礼します」などが挙げられます。

「す」は無声音であり、そもそも音がはっきりと出ないので、「す」を強調すると不自然に聞こえてしまいます。

そこで有効な方法として、無声音の一つ前(有声音)を強調しましょう。

具体的に説明すると「来月中に達成する予定です」の場合は「す」の一つ前の「で」、「おはようございます」の場合は「ま」を強調します。

こうすることで自然な話し方で、かつ語尾がはっきり聞こえるため、不安や緊張が緩和され、あがり症の改善に繋がります。

4. まとめ

ここまで、あがり症によって汗をかいてしまう症状を改善するための方法をご紹介してきました。
自分に合った方法を見つけて実践すれば、きっとあがり症を克服できます。

同じ悩みを抱えている方と一緒に実践することで、お互いに克服すべき部分に気づけるため、独りで黙々と取り組むよりも早くあがり症を克服できます。

できるだけ早くあがり症を克服したいとお考えの方は、ぜひ「モチベーション&コミュニケーションスクール」主催の「あがり症を克服するセミナー」にお越しください!

当セミナーは、年間約2,000回開催しており、過去5万人のセミナー参加者から「わかりやすかった!」とのお声をいただいております。

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