好かれる人の特徴と話し方とは?あがり症でも実践できる方法をご紹介

「気になる人に良い印象を与えたい」「取引先に好かれる存在になりたい」「職場の人に好印象を与えたい」
と考えるもいると多いと思います。

実は、好かれる人には“雰囲気”や“見た目”だけでなく、“話し方”にも共通点があります。
しかも、その話し方は誰でもすぐに実践できるポイントばかり。

本記事では、あがり症克服セミナーを主催するプロの視点から、好かれる人の話し方のポイントや、あがり症でも取り入れやすい具体的な方法をわかりやすく紹介します。

「緊張しやすいけれど、人に好かれる話し方を身につけたい!」という方は、ぜひ最後までご覧ください。

はじめまして。桐生 稔(きりゅうみのる)と申します。
私の肩書きや経歴は以下の通りです。

・株式会社モチベーション&コミュニケーション 代表取締役・
・「伝わる話し方」ビジネススクールを運営
・全国で年間2,000回セミナーを開催
・新卒入社後営業成績ドベから心理学を学び全国売り上げ達成率No.1に
・現在では「伝わる話し方の専門家」として活動し話し方の本を多数出版

 1.好かれる人の5つの特徴

心理学的に、人に好かれやすい人には次のような共通点があるといわれています。

健康的であり:日々、食事や運動に気を配り、心身のバランスが取れている
清潔感がある:寝ぐせや服のしわなど、細かい部分にもしっかり配慮している
思いやりがある:困っている人に自然に声をかけられる
明るい:笑顔を忘れず、ハキハキとした挨拶で周囲を和ませる
前向き:失敗を引きずらず、改善策を考えられる思考
※詳細を知りたい方は心理学的にモテる人の5つの特徴とは!?をご視聴ください。

たとえば、ヘアスタイルや服のしわに気を配るだけでも、清潔感が高まり、第一印象が格段によくなるという研究結果もあります。

また、自然な笑顔や、口を開けて笑う表情は、初対面の相手にも親しみやすさを感じさせ、無表情や険しい顔よりも好印象を持たれやすいです。

「話し方に自信がない」という方は、まずは見た目や表情といった非言語の印象から整えてみましょう。

2.好かれる話し方を実践するための方法

2. 人に好かれる話し方を実践するための方法

好かれる話し方はたくさんありますが、ここではあがり症の方でも取り入れやすい方法を3つ厳選してご紹介します。

2-1.話すときに1トーン声をあげて明るい印象を与える

普段よりも少しだけ声のトーンを上げることで、明るく快活な印象を与えられます。

声が明るくなると相手も聞き取りやすくなり、会話がスムーズに進みやすくなります。
日頃の声をほんの少し意識するだけでできるため、あがり症の方にもおすすめの方法です。

2-2. 会話のテンポを意識する

テンポよく会話が進むと、場の空気が明るくなり、人に好かれやすくなります。
雑談では、15〜30秒を目安に相手にも話す機会を渡すと、お互い心地よく話せるでしょう。

たとえば…
相手:「週末は何をして過ごしましたか?」
自分:「土曜日は友人と食事に行って、日曜日は家でゆっくりしていました。○○さんは何をされていましたか?」

このように答えてから相手に質問を返すと、会話が相互に行き交うため、自然に会話が弾みます。
無理に話を続けるよりも、タイミングよく相手に話を振ることで、より好印象につながります。

会話のテンポを意識して、好かれる人の話し方を身につけたい方は、以下の動画もぜひご覧ください。
【一流の雑談力】人に好かれる会話のテンポ!「雑談の一流,二流,三流」著者が届けする!

2-3.社内や校内ですれ違った際に挨拶をする

周りの人によい印象を持ってもらう場合、まずは自分から挨拶してみましょう。

挨拶は簡単にできて、「この人、感じがいいな」と思ってもらえる大きなきっかけにもなります。
心理学では、何度も顔を合わせるだけで相手への好感度が高まる「単純接触効果」が知られています。

会話が苦手な方でも、まずは「おはようございます」「お疲れ様です」などのひと声から始めてみてください。

3.好かれる人になる!あがり症克服トレーニング

3. 【好かれる人になる!】あがり症克服のトレーニング法

あがり症を克服して好かれる人になりたい方は、これからご紹介する3つのトレーニングがおすすめです。

緊張した際の反応は、人それぞれ異なります。自身の緊張パターンを理解したうえで、最適な方法を試してみてください。

3-1.イメージトレーニングを行う

事前にイメージトレーニングを行い、話す場面や内容をイメージしておくことが効果的です。
具体的にイメージすることで、明るくハキハキとした話し方が実現しやすくなります。

人前で立って話す際は、以下のようにイメージを膨らませてみましょう。

  • どんな場所で話すのか
  • 誰に話をするか
  • 話す場所の広さはどれくらいか
  • どんな機材を使って話すか
  • 何から話し始めるか
  • 聞いている人たちの反応はどうか

普段落ち着いて話せない方や緊張しやすい方も、上手く話す自分をイメージするだけでも自信につながります。
自信を持っている人は堂々として見えるため、話にも説得力が増し、より好印象を与えることができるでしょう。

イメージトレーニングの方法をより詳しく知りたい方は、以下の動画がおすすめです。
人前で思い描いた通りに話す「イメージトレーニング」

3-2. 成功体験を重ねる

過去の失敗経験から、人前で話すことなどがトラウマになっている方には、意識的に成功体験を積み重ねることが自信につながります。

小さな成功体験を繰り返すことで、「どのような話し方や行動が相手に好印象を与えるのか」という感覚が次第に身につきます。
その結果、好かれる話し方や振る舞いが自然に実施できるようになるでしょう。

例えば、

  • 今まで自分からしていなかった挨拶を自分から行ってみる
  • 3人程度の少数のミーティングから司会役を務めてみる
  • 困っていそうな人がいたら自分から声をかけてみる
  • など、できそうなことから少しずつ経験を積み重ねることがおすすめです。

    できることが増えるにつれて、誰かに話す成功体験も増えてきて、いずれ人前に立っても堂々と話せるようになるでしょう。

    成功体験の積み重ね方によるあがり症のトレーニング方法については、以下の記事もぜひ参考にしてみてください。
    あがり症の原因とは?克服するためのトレーニング方法を解説

    3-3.緊張を和らげる呼吸法を身につける

    腹式呼吸には緊張を和らげる効果があるため、人前で落ち着いて話すために効果的です。

    緊張すると呼吸が自然と浅くなり、聞き手に焦っている印象を与えやすくなりますが、腹式呼吸を意識すると、緊張が和らいで人前で堂々と話せるようになるでしょう。

    また、緊張すると呼吸のリズムが速くなりがちです。
    腹式呼吸でゆったりとした呼吸を意識すると、自律神経が整い、心身ともにリラックスした状態で話せるようになります。

    8カウントかけてゆっくりと息を吐き、4カウントで吸う

    これを1分間行うだけでも、かなり呼吸のリズムがゆったりして落ち着いてきます。

    呼吸が整えば、緊張による声の震えがおさまり、声量アップにも効果的です。
    好かれる人の「ハキハキとした明るい話し方」に自然と近づくため、プレゼンテーションや初対面の人と話す前など、緊張しやすい場面の前に、ぜひ腹式呼吸を意識してみてください。

    あわせて、効果的な呼吸法が知りたい方は、以下の記事がおすすめです。
    あがり症の緊張を和らげるには「呼吸」がポイント!シーン別に克服方法をご紹介

    4.まとめ

    好かれる人には、共通する特徴や話し方があります。
    そしてそれらは、あがり症の方でも必ず身につけられます。

    まずは「明るい声」「テンポの良い会話」「自分からの挨拶」など、できることから始めてみましょう。
    小さな一歩が、あなたを“好かれる話し方”へと近づけてくれるはずです。

    あがり症を克服して、もっと明るくハキハキと話したい、人に好かれる話し方を習得したいという方は「あがり症克服セミナー」が効果的です。
    より詳しく話し方や表現について学べるため、ぜひ下記セミナーの案内から詳細を確認してみてください。

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