あがり症は年齢を重ねるごとに悪化する?!その仕組みと断ち切る方法とは
「もともとあがり症で、年齢を重ねるうちにだんだんあがり症がひどくなってきた……」
と感じる方は多いのではないでしょうか。

もしかすると、あがり症が悪化する負のスパイラルに陥っているかもしれません。
負のスパイラルに陥ってしまうと、自分ではなかなか抜け出せないため、よりあがり症が悪化していくケースがあります。

今回の記事では、あがり症が悪化してしまう負のスパイラルを解説した上で、悪化を断ち切る方法をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。

はじめまして。桐生 稔(きりゅうみのる)と申します。
私の肩書きや経歴は以下の通りです。

  • 株式会社モチベーション&コミュニケーション 代表取締役
  • 「伝わる話し方」ビジネススクールを運営
  • 全国で年間2000回セミナーを開催
  • 新卒入社後営業成績ドベから心理学を学び全国売り上げ達成率No.1に
  • 現在では「伝わる話し方の専門家」として活動し話し方の本を多数出版

1.あがり症が悪化してしまう負のスパイラルとは

1.あがり症が悪化してしまう負のスパイラルとは
あがり症が悪化してしまう方には、共通した負のスパイラルが存在します。
負のスパイラルとは以下のようなものです。

1.過去の失敗経験から、人前に立つと恐怖心を感じる

2.恐怖心を感じたくないため、人前で話すことを避ける・または練習を怠る

3.経験値が増えないので、自分に自信が持てずさらに緊張する

4.本番であがってしまい、震え・赤面などの身体反応が起こる

5.さらに苦手意識が増す

1に戻る

よく「人前で話す場数を増やせばそのうち慣れるよ」という方がいらっしゃいますが、このスパイラルに陥った方には逆効果です。

場数を踏めば踏むほど、慣れるどころか苦手意識が高まり、よりあがり症が悪化してしまいます。

2.あがり症が悪化する負のスパイラルを断ち切る方法

2.あがり症が悪化する負のスパイラルを断ち切る方法
ここからはあがり症が悪化する負のスパイラルを断ち切る方法を5つ紹介します。

2-1. 緊張は誰にでも起こる反応であると理解する

まず大事なのことは、緊張はどんな人にも起こる自然な反応であるということです。
自分だけが緊張しているわけではなく、緊張していなそうに見える人も周囲にわからないだけで実は緊張している人は多いです。

そもそも人間は何かに脅威を感じたり、不安や恐怖を感じたりすると、心拍数が上がり、血管は収縮し、発汗が促進されます。
これは何百年も前から、人が猛獣などの脅威と出会った際にすぐに逃げるられるように、または戦えるように起こる自然な身体反応です。
こういった身体機能があったからこそ、人類は長く生き延びてこられました。

つまり、緊張することは人間として自然なことなのです。

「緊張してはいけない」と思うと余計に緊張してしまいます。
「緊張するのは当たり前」くらいに考えると少し気持ちが楽になるでしょう。

2-2. 意識を自分以外に向ける

あがり症の方は、緊張する場面になると「声が震えているのがバレてないかな……」「緊張していることを隠せているかな……」など、自分に意識が向いてしまいます。

しかし、周りから自分がどう見られているかという自意識が強くなると、余計不安になり、緊張が高まります。
そのため、意識を自分の外に向けることが大切です。

具体的には、「今何のために話しているのか」に意識を向けることです。
スピーチであれば「自分の考えを伝えて聞き手にアクションを起こしてもらうため」、プレゼンであれば「商品やサービスの特徴を伝えてお客様にメリットをイメージしてもらうため」に話しているのではないでしょうか。
こういった目的に意識を向けると、自分が緊張していることに過剰に反応しなくなるはずです。

意識が自分に向ていると、スピーチで観客があくびをしたら「自分の話がつまらないのかも……」と不安になってしまいます。
しかし、自分にベクトルを向けるのではなく、「昨日は遅くまで残業していたのかもしれない」「朝早くから仕事をしていてお疲れなのかもしれない」と相手に意識を向けると、自分の緊張に意識を向ける時間が減ります。

2-3. 本番に向けた練習をしっかり行う

あがり症の負のスパイラルに陥ってしまうと、本番に向けた練習自体がイヤになってしまいます。
しかし、練習を怠るのはNGです。
練習をすればするほど、落ち着いた状態で本番を迎えられるからです。

例えば、プレゼンテーションで、うまく説明できない場面もあるでしょう。
しかし練習の段階でうまくいかないことを想定しておけば、「ここの部分は訂正しよう」「こういうときはこんな風に説明してみよう」と対策が打てます。

一回も練習をしていなければ、すべてアドリブで対応しなければならず、混乱してしまいます。
その結果、頭が真っ白になり、余計にあがってしまうことがあります。

準備をしっかり行うことで、想定外のことが起こりにくくなり、緊張が高まる要因を少なくできるのです。

2-4. 失敗に真正面から向き合う

あがり症の負のスパイラルに入ると、「自分はあがり症だから仕方がない……」と諦めてしまうケースもあります。

しかし、諦めて何もしなければあがり症が改善することはありません。
失敗と真正面から向き合い、今後どのような対策を立てるのかを考えることが重要です。

例えば、スピーチで早口になり、聞き取りにくい話し方をしてしまったのであれば、次回どのようにすればゆっくり話せるようになるかを考えることです。
「次回は口を大きく開けて話そう」「メトロノームを使って遅いスピードで話す練習をしよう」など、対策が打てます。
そして対策を検証し、うまくいかなかったのであればまた違う方法を試す。

失敗を放置すればただの失敗ですが、うまく活用できれば成功への過程になります。
失敗と真正面から向き合い、改善・検証を繰り返して、あがり症を克服する糧にしていきましょう。

2-5. 日常の小さな成功体験を積み重ねる

あがり症を悪化させる負のスパイラルから抜け出すためには、小さな成功体験を積み重ねることも効果的です。

あがり症の方は、過去の失敗した自分を想像し、より緊張が高まってしまうといった悪循環に陥るケースが多いです。

悪循環から抜け出すには、日常で「自分が思っていたよりもできた」「失敗しても意外とダメージがなかった」といった小さな成功体験を意識しましょう。
成功体験を積みながら、挑戦する場面のハードルを少しずつ上げることで、負のスパイラルから抜け出せるようになります。

例えば、まずは自分から挨拶すると決めて実施してみることです。
自分から声をかけるのは緊張するかもしれませんが、自分から挨拶ができただけでも小さな成功体験です。
そして違う部署の人や、普段あまり会わない人にも自ら挨拶するすることで、更に緊張に慣れていきます。

こういった小さなことを積み重ねていくうちに、緊張するシーンに少しずつ慣れ、いつの間にか負のスパイラルから抜け出せていることに気づくでしょう。

3. まとめ

あがり症は対策を打たずに放置していると、年齢を重ねるごとにどんどん悪化してしまいます。

早めに対策を取り、負のスパイラルを断ち切ることが重要です。

もし、あがり症の克服が難しいとお考えであれば、弊社「モチベーション&コミュニケーションスクール」の「あがり症を克服するセミナー」にエントリーください。
このセミナーでは、緊張をほぐす方法から、あがらず話す方法にいたるまでを実践形式で学べます。
実践型のセミナーで、その日からすぐに使えるスキルをお伝えしますので、自分が変わったことを即実感できるはずです。

「あがり症や緊張を克服し、人前でうまく話せるようになりたい」という方は、ぜひ下記の「あがり症を克服するセミナー」公式ホームページをご覧ください。
あがり症克服セミナー_バナー_728_90