人前で話す際には、誰しもが少なからず緊張してしまいます。
しかし、緊張により体の震えや汗が止まらなくなる場合、あがり症による過度な緊張状態を引き起こしている可能性があります。
この記事では、全国で年間2,000回のセミナーを開催している株式会社モチベーション&コミュニケーションが、あがり症の症状について解説します。
自分はあがり症にあてはまるのか?確認したい方はぜひ最後までご覧ください。
はじめまして。桐生 稔(きりゅうみのる)と申します。
私の肩書きや経歴は以下の通りです。
- 株式会社モチベーション&コミュニケーション 代表取締役
- 「伝わる話し方」ビジネススクールを運営
- 全国で年間2000回セミナーを開催
- 新卒入社後営業成績ドベから心理学を学び全国売り上げ達成率No.1に
- 現在では「伝わる話し方の専門家」として活動し話し方の本を多数出版
Contents
1. あがり症とは
あがり症とは、人から注目される場面や、不安を感じるケースで過度に緊張する状態を指します。
緊張してしまうメカニズムには、自律神経の「交感神経」と「副交感神経」が大きく関わっています。
通常時にはバランスを保っている「交感神経」と「副交感神経」ですが、あがり症の方は「交感神経」が優位になりやすく、緊張時には手の震えや、汗が止まらなくなってしまうのです。
2. あがり症で起こりやすい6つの症状
前述した通り、あがり症は手の震えや汗が止まらなくなるほか、さまざまな種類の症状があります。
以下で、あがり症による主な症状を6つご紹介します。
2-1. 過度な発汗
1つ目の症状は「異常に汗が出ること」です。
人間は、常に体温を一定にしようとする仕組みが無意識のうちに働いています。
これを「自動調整機能」といい、寒いときは体全体の骨格筋を震わせ熱を作り出して体温を上げますが、逆に熱いときは汗をかき体の表面の汗が蒸発する際に熱を奪っていくため体温が下がります。
そのため、あがり症によって過度な緊張状態に陥ると自律神経が乱れ、体温が急上昇して「自動調整機能」が働く結果、体温を下げようとして大量の汗をかくのです。
2-2. 涙腺が勝手に緩む
2つ目の症状は「涙腺が勝手に緩む」です。
緊張や不安を感じる場面では、どうしてもストレスを感じてしまうものです。
通常は「交感神経」と「副交感神経」と呼ばれる自律神経が、体の内臓器官が適切に働くようバランスを維持しています。
しかしストレスを感じると、「交感神経」が活発化して優位に立ち、自律神経が乱れてしまいます。
そこで、バランスを保とうと「副交感神経」がさらに活発化しはじめ、「交感神経」よりも優位になった際に涙腺が緩みます。
結果、自分の感情とは無関係に涙が出てしまうのです。
2-3. 体が震える
3つ目の症状は「体が震える」です。
あがり症の方は過度に緊張しやすく、筋肉が凝り固まりやすい傾向にあります。
筋肉が凝り固まると、血液が上手く循環せず、乳酸が溜まり痙攣を引き起こしてしまうと言われています。
具体例としては、強く力を入れた時にプルプルと震えてしまう現象が挙げられます。
他にも、緊張により骨盤が凝り固まった結果、姿勢が乱れて足の震えを引き起こすケースもあります。
2-4. 声が出しづらくなる
4つ目の症状は「声が出しづらくなる」です。
人前で話す際に、過度な緊張状態に陥ってしまい、声帯周りの筋肉が強張ります。
その状態で息を吐いても、声帯が正しく振動せずに声が震えやすくなるのです。
他にも、緊張による前傾姿勢や視線のうつむきによって息が細くなり、声が震えるケースもあります。
2-5. 赤面する
5つ目の症状は「赤面する」です。
人は緊張すると、無意識のうちに危機的状況から脱出する準備を行います。
すると、鼓動が速くなり、体に取り込む酸素の量が増え、血管が膨張します。
これは顔の皮膚の下の毛細血管でも起こり、膨張した血管に大量の血液が流れるのです。
その結果、顔全体が火照ったように赤く見えてしまいます。
2-6. 頭が真っ白になる
6つ目の症状は「頭が真っ白になる」です。
人前で話すプレッシャーやストレスにより、無意識に呼吸が浅くなっている可能性があります。
この状態が続くと、酸素が体中に行き届いていない状態、つまり酸欠状態になってしまいます。
酸欠状態が続くと、脳にも少量の酸素しか送り込まれずに判断力や思考能力、記憶力が著しく低下して最終的には頭が真っ白になる状態に陥ります。
3. あがり症の原因とは
あがり症の原因は人によりさまざまですが、今回は「過去のトラウマ」と「性格」の代表的な2つについて解説していきます。
3-1. 過去のトラウマ
人前で話す場面で、過去に失敗した経験から、また同じ失敗を繰り返してしまうのではとプレッシャーやストレスを感じ、あがり症になる可能性があります。
1対1だとスムーズに話せるのに、大勢の前だと過度に緊張し話せなくなるなど限定的なシチュエーションで緊張してしまう特徴があるため、自分がどんな場面で緊張するかを考えることが克服への糸口になるでしょう。
3-2. 性格
あがり症になりやすい性格には、ある程度の傾向があるようです。
たとえば、責任感が強い方や真面目、完璧主義などの性格が挙げられます。
これを読んで、性格だからあがり症は治せないと考えてしまう方がいるかもしれませんが、正しいトレーニングを行えばあがり症は克服可能です。
「モチベーション&コミュニケーションスクール」主催のあがり症を克服するセミナーでは、同じ悩みを抱えた方と一緒にあがり症克服のための正しいトレーニングを実践できます。
まずは「あがり症を克服するセミナー」をご覧ください。
4. あがり症を克服すべき理由
あがり症を克服しないまま放置すると、とある場面に遭遇した際に負の連鎖に陥り、悪化してしまいます。
苦手な方との対面や人前で話す際に、過去に失敗した記憶が呼び起こされる。
すると、余計に不安や緊張を感じてしまい、あがり症の症状が助長される。
その結果、失敗した経験が蓄積されて自己嫌悪に陥る。
あがり症を自覚した際には、できるだけ早く、自分に合った克服方法を見つけて実践しましょう。
5. まとめ
本記事をご覧になり、あがり症の症状にあてはまった方は、まずはセミナーなどで同じ悩みを共有し、あがり症の正しいトレーニング方法を学ぶことをおすすめします。
なぜなら、黙々と一人でトレーニングするよりも同じ悩みを抱えている方と一緒にトレーニングした方が、お互いに克服するべき部分に気づき合え、早くあがり症を克服できるためです。
楽しみながら、できるだけ早くあがり症を克服したいとお考えの方は、ぜひ「モチベーション&コミュニケーションスクール」主催のあがり症を克服するセミナーにお越しください!
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