もう緊張しない!あがり症克服&人前で堂々と話すための4つのポイント
人前で堂々と話すことに苦手意識を持っている方も多いでしょう。
不安や緊張から、あがり症の症状が出てしまう方も少なくありません。

「他の人からどう思われているか不安…」
「緊張で上手く話せない…」
「できれば人前で話したくない…」
と考える方もいらっしゃると思います。

人前で堂々と話すためには、その不安を解消するための対策が必要です。

本記事では、「人前で話すときに緊張する理由」と「人前で堂々と話すための4つのポイント」をご紹介します。
多数のあがり症克服セミナーを開催してきた実績にもとに、プロの視点から解説しますので、ぜひ参考にしてください。

はじめまして。桐生 稔(きりゅうみのる)と申します。
私の肩書きや経歴は以下の通りです。

  • 株式会社モチベーション&コミュニケーション 代表取締役
  • 「伝わる話し方」ビジネススクールを運営
  • 全国で年間2000回セミナーを開催
  • 新卒入社後営業成績ドベから心理学を学び全国売り上げ達成率No.1に
  • 現在では「伝わる話し方の専門家」として活動し話し方の本を多数出版

1.なぜ人前で堂々と話すことは難しいの?

1.なぜ人前で堂々と話すことは難しいの?
人前で堂々と話すことが難しい理由は大きく3つあります。
理由がわからないと、人前での緊張を繰り返したり、声が小さくなったり、話の内容が飛んでしまったりして、苦手意識だけが大きくなります。

この章では、人前で話すことが難しい理由について解説します。

1-1.人に評価されていると感じる

人前で話すときには、「自分がどのように見られているか」、評価が気になってしまうものです。

しかし、自分が話した内容や所作が聞き手にどう写っているかを意識しすぎると、話すことに集中できなくなり、堂々と話せなくなります。
特に、あがり症の方や、人前で話すことに苦手意識を感じている方は、聞き手がほおづえをついただけで、「もしかして話がつまらないのかも…」と感じてしまうことや、「自分の声が震えている気がする…」と思うだけで萎縮してしまったり、色々なものが気になってきます。

小さなことが気になり始めると、話す内容を忘れてしまったり、変な間が空いて言葉が出てこなかったりすることがあります。

1-2.人前で話した経験がない

一般的に、人前で話した経験が乏しい方は、緊張や不安を感じやすいものです。

多くの人が集まる場所は、独特の雰囲気があります。
大勢の前で話すときは、一斉に多数の目が自分に向けられるので、緊張が高まります。
しかも、静まり返っている場に立つことになるとので、緊張して当然です。

何度も大勢の前で話していれば別ですが、そういう機会はそんなにはいはずです。
それゆえ、多くの方は大会場ならではの雰囲気にのみ込まれ、ペースを乱されたり、気分が落ち着かなくなったりします。

1-3.過度に失敗を恐れている

過度に失敗を恐れてしまうことも、人前で堂々と話せなくなる要因です。

多くの人の前で話すということは、失敗したときも多くの人に見られるということです。
「絶対に失敗したくない……」という思いが自分を臆病にさせます。
過去に失敗した経験を思い出して、現実逃避したくなる方もいたりします。

失敗は、周囲よりも本人が必要以上に意識してしまうものです。
失敗を恐れて堂々と話せない状態になると、仮に話の内容がよくても、聞いている人に対して好印象を与えたり、記憶に残る話をしたりすることは難しくなります。

2.あがり症の方が人前で堂々と話すための4つのポイント

2.あがり症の方が人前で堂々と話すための4つのポイント
あがり症の方が人前で堂々と話すための大切なポイントは、準備と練習です。
準備と練習を行うことで、気持ちに余裕が生まれ、実力が発揮できるようになります。

この章では、人前であがらずに堂々と話すための4つのポイントをご紹介します。

2-1.準備をして気持ちに余裕を持つ

本番前には、十分な準備をしておくと気持ちに余裕ができます。

具体的な準備は以下のとおりです。

  • 話す内容をあらかじめ決めて、原稿メモを準備しておく
  • 話す内容が十分理解できるまで、事前に何度も話してみる
  • 当日の状況についてイメージトレーニングしておく
  • 録音して自分の声を聞いてみる

準備によって精神的な余裕が生まれ、堂々と話すことに意識を集中できるようになります。
また、1回でも堂々と話せると、成功体験が蓄積され、人前で話すことに対する自信につながります。

2-2.呼吸法で緊張を和らげる

あがり症の方が、緊張せずに人前で話す方法として、呼吸法も重要です。

緊張は無意識に呼吸を浅く、速くさせ、それが理由でさらに緊張が高まります。

これを改善するには「腹式呼吸」が効果的です。

腹式呼吸で深く息を吐くことで、副交感神経を優位にし、緊張を緩める効果が期待できます。
お腹に手を当て、8秒で息を全て吐き出し、4秒で鼻から息を吸います。
これを10回ほど繰り返しましょう。

呼吸と感情は深く関連しているため、呼吸をコントロールすることで不安や緊張を和らげることができるでしょう。

2-3.系統的脱感作法で自信をつける

精神科医のジョセフ・ウォルピが開発した行動療法である系統的脱感作法を利用することで、緊張を緩和し、自信をもって話せるようになります。

系統的脱感作法は、系統立てて徐々に問題に立ち向かうことで克服を目指すというものです。

いきなり強い不安を感じるものにチャレンジするのではなく、もっと小さなレベルの行動に分解していきます。
これは不安階層表と呼ばれるものです。

例えば、「いきなり人前で話すのは無理…」「大勢の方に見られるだけで緊張する…」という方は、まずは毎日の挨拶をしっかりアイコンタクトをして行います。人の目を見る練習です。
それができたら、2,3人のミーティングなどで、自ら発言することを試みます。
それができたら朝礼の1分スピーチにチャレンジしたり、10人くらいの会議で司会をしたり。
そしてよくよくは大人数の前で話すことにチャレンジしていくことです。

こういった不安階層表を、不安度の低い物から少しずつ実践し体験します。
系統的脱感作法を利用すると、自分の問題から逃げることなく、根本的な解決に向き合うことができます。

2-4.実践練習で場数を踏む

実践練習で場数を踏み、慣れていくことも堂々と話せるようになるためには重要です。

実践練習とは、話し方セミナーに参加して実際に話してみたり、知人や同僚に聞いてもらったりするなどの練習方法です。

本番の環境と同じ会場・部屋で練習することで、声の反響や発表席からの視界などもシミュレーションできます。

3.堂々と話す力を身につけるにはあがり症対策セミナーも効果的!

人前で堂々と話す力を培う方法として、あがり症対策セミナーもおすすめです。
あがり症対策セミナーでは、堂々と話せるようになるために、話す際の声の出し方や表現力、またメンタルコントロールの方法など幅広く学べます。

話し方やプレゼンの方法について資格を持った講師の講義や話し方の実践トレーニングを通して、人前で話す際に自分らしく堂々と話せる力を身につけることができます。

もしお近くの会場で開催がなくても、オンラインでセミナーを受講することも可能です。
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あがり症対策セミナーも活用し、大事な場面で堂々と話せるようになっていきましょう。

4.まとめ

人前で堂々と話せない理由は、他の人からの評価を気にしすぎたり、人前で話す経験が少なかったりすることです。
あがり症の方は、周囲の目が気になったり、過度に失敗を恐れる傾向があり、余計に人前で話すことが難しいと感じてしまいがちです。

対策としては、準備・呼吸法・系統的脱感作法などを活用して改善を試みることです。
また、あがり症対策セミナーへの参加も効果的でしょう。

あがり症を克服して、人前で話すことを成功させたいとお考えの方は、ぜひ下記よりあがり症対策セミナーの案内もご覧ください。

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